【TED】どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法

今回はクリス・ロンズデール氏がTEDでプレゼンした“どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法”の動画を観てすごくロジカルに説明されてるなと思ったので、まとめてみました。

まず動画を貼っておきます。

もくじ

【5つの原則と7つの実践】

5つの原則

①Focus on language content that is relevant to you.
(言語の自分に関わる部分に集中すること)

例えば、仕事で英語でメールを作成する必要があれば、目的達成のために自然と英語を調べることになるというような感じです。

②Use your new language as a tool to communicate from day 1.
(その言語を最初の最初からコミュニケーションの道具として使うこと)

例えば、知らない国で目的地に辿り着きたいとき、身振り手振りや調べた言葉などで自分の意思を伝えようとすると思いますが、その過程で相手が話している言葉を自然と吸収しているというように、言語をコミュニケーションの道具として捉えることが重要という感じです。

③When you first understand the message, you will unconsciously acquire the language.
(伝達内容を前もって理解していれば、言語は無意識のうちに身に着く)

例えば、文法を中心に学習した人より、包括的に言語を学習した人の方がテストの結果が良いという研究結果もあるらしく、包括的に学ぶことでそのパターンから他の部分も理解できるようになるという感じです。

④Physiological training.
(肉体的トレーニング)

例えば、いくら英語の文法や構造を理解していても、耳で音が判別できなければ理解できませんし、顔の筋肉を動かして発音できなければ話せません。なので、筋トレのように体で覚えるというフェーズが必要という感じです。

⑤Phycological/Physiological state matters.
(心理状態が重要)

例えば、好奇心を持って楽しみながら学ぶことが重要ということで、完璧に理解しようとするのではなく、不完全な部分があってもそれを気にせずに、理解できる部分に楽しみを見出しながら学習するという感じです。

7つの実践

①Listen a lot.
(たくさん聴く)

理解できるかどうかは別にしてもとにかく聴きまくることが重要で、リズムや音のパターンなど意識していなくても得られることがあります。

②Focus on getting the meaning first before the words.
(言葉よりも意味を理解することに集中する)

状況やボディランゲージなどから相手が何を言いたいかを初めに理解し、その次に自分が発する言葉や受け取る言葉を考えることが重要です。

③Start mixing.
(単語を組み合わせる)

とにかく知っている言葉を組み合わせて意味を作ることを楽しみましょう。動詞10個 × 名詞10個 × 形容詞10個で1000個の文章が作れます。赤ちゃんが”Me, bath, now”という組み合わせでお風呂に入りたいことを主張するように、単語を組み合わせて意味を伝えることに集中しましょう。

④Focus on the core.
(核の部分に集中する)

頻繁に使われる言葉にフォーカスするということが大切です。英語の場合、1000語で日常会話の85%、3000語で98%をカバーできると言われています。

⑤Get a language parent.
(言葉の親を見つける)

赤ちゃんが言語を覚えていく過程には、不完全でも意思を理解してくれようとしてくれる親がいるからであり、新しい言語を学ぶ際にはそういった人がいることが重要になります。これは学習者自身に興味を持ってくれている人の方が良いです。

理解しようとしてくれる、間違いを無理に正さない、どのように意味が伝わったかフィードバックをくれる、学習者の知っている言葉だけを使ってくれる、というような人が良いです。

⑥Copy the face.
(顔を真似る)

話せる人の顔の動きや口の動きを真似るということが重要です。

⑦Direct connect to mental images
(頭の中のイメージとの直結)

例えば、母国語で”火”と聞いたときに火のイメージが頭に浮かぶように、新しい言語を学ぶときも言葉に対するイメージが浮かぶことが大切です。これを繰り返すことで言葉が自然に出てくるようになります。

普通の日本人ができる具体的な実践について

動画の内容をまとめましたが、簡単にいうと”外国語漬けになり、文法にこだわり過ぎず、楽しく実践しまくれ”という感じですね。

ただ、“言ってることはわかるけどそれが簡単にできたら苦労せんわ。。”という人の方が多いかもしれません。

上記の原則や実践を頭に入れておくことは大切だと思いますが、普通の日本人が英語学習に関して具体的に取り組めることは何かと考えたときに、私が思ったことを書きたいと思います。

①楽しい方法で学習を行う

これは最優先だと思いますが、とにかくモチベーションが続く方法で学習することが重要だと思います。例えば、毎日Netflixで英語音声英語字幕で海外ドラマを観るとか、外国人の友達を作って交流するとか、英語系YouTuberの動画を観るとか、行き詰まったときは楽しい学習方法を取り入れつつ、モチベーションを保ちましょう。

②英語漬けになる

スマホの設定を英語に変えるとか、トイレに英語の文章を貼っておくとか、BGMでリスニングを流し続けるとか、電車に乗っているときにアプリで英語を学習するとか、日常的に英語に触れる環境を作り出すことは誰でもできると思います。

【これだけやっとけば大丈夫】英語学習を基礎からやり直すためのお勧めアプリ

③実践で使いまくる

動画の中のほとんどの項目を満たせるのが実践だと思います。英語はコミュニケーションの道具なので、伝えたいと思いながらアウトプットして、理解したいと思いながらインプットすることが大切です。今はネットやアプリなどで簡単に外国人と交流することができるので、活用していきましょう。

都市部じゃないと中々イベントがないかもしれませんが、meet upというWebサービスは割と外国人のコミュニティに参加するのに結構使えます。また、オンライン英会話を活用することもお勧めします。下のリンクでは色々紹介していますが、個人的にはDMM英会話が使いやすくて好きでした。

【オンライン英会話】15社特徴比較

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。